2009年11月 1日 (日)

季刊刑事弁護 (60号/現代人文社)
 

高知県の公設事務所で執務する先生による,過疎地の実情報告の記事。

件数は多いものの,ほとんどが万引きレベルの窃盗事件とのこと。中には,四国旅行中に資金が尽き,お遍路さんに対する喜捨だけで生活しつつ,野宿して四国を何周も回り続けていた「永遠のお遍路さん」もいたという,強烈なエピソードが紹介されています。

・・・それにしても,「証人尋問テクニック」のレギュラー連載が前号で終わってしまい,少し紙面が寂しくなりました。同じルールの紹介の繰り返しでもよいので,事例を色々と変えながら続けてもらえないもんでしょうか。


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2009年7月30日 (木)

季刊刑事弁護 (59号/現代人文社)
 

刑弁フォーラムが,WEBで閲覧できる量刑データベースの本格稼働を開始したとの記事。

罪名で検索すると,該当の事例がリストアップされる仕組みで,リンクをたどれば更に詳細な情報も見られるそうです。量刑の目安を知る上で,なかなか便利なのではないでしょうか。フォーラムに入会すれば,誰でも利用できるみたいです。


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2009年4月13日 (月)

季刊刑事弁護 (58号/現代人文社)
 

工工エエエエ(´Д`)エエエエ工工

毎号楽しみにしていた「事例から学ぶ証人尋問のテクニック」が,なんと本号で最終回!

最後は,これまでの連載の総まとめとして,「尋問べからず集」が掲載されています。

あぁ・・・この連載が楽しみで季刊刑事弁護を購読していたのに・・・。残念。

なお,この連載をもとにした書籍(DVD付き)が現代人文社から販売されるみたいなので,そちらも要チェックです。


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2009年2月 1日 (日)

季刊刑事弁護 (57号/現代人文社)
 

連載・桜丘だより。今回は,ホームレスによる窃盗事件(国選)です。

被告人の母親が弁償を約束したため,弁護人が被害者と分割払いの示談書を交わしたものの,その後,示談金が1回も支払われず,最終的には音信不通になってしまったとのこと・・・。結局,「弁護人が被害者に騙し討ちをして宥恕文言をとったかのごとき様相を生じてしまった」と苦しい胸中が綴られています。


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2008年10月20日 (月)

季刊刑事弁護 (56号/現代人文社)
 

少年事件の事例紹介記事。なんと,審判期日に飼い犬を出廷させるという極めて珍しい事例が紹介されていました。

少年は,知的障害ではないものの,特定不能の広汎性発達障害で,円滑なコミュニケーションがとりづらい状況でした。もっとも,飼い犬の話だけは積極的にしゃべってくれることに気づいた調査官が,「審判期日に飼い犬を出廷させてはどうか」と提案したのです。で,実際に,少年の膝に飼い犬を乗せた状態で審判期日を実施したところ,少年は今までになく柔和な表情を見せ,素直な反省の言葉を述べたそうです。

うん,いいと思いますよ,これ。なかなか調査官もやりますねぇ。


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2008年7月21日 (月)

季刊刑事弁護 (55号/現代人文社)
 

裁判員裁判における情状弁論のあり方に関する論稿。

模擬裁判での評議の様子から,裁判員は,もっぱら「結果無価値」的要素(人1人が亡くなっている)だけを量刑判断の資料とする傾向があり,「行為無価値」的要素(犯行に至る経緯や様々な逡巡,犯行の偶発性など)をほとんど考慮しないこと,また,それと連動して,量刑判断をもっぱら「応報刑」的視点で考える傾向が強いこと等が,問題点として指摘されています。


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2008年6月12日 (木)

季刊刑事弁護 (54号/現代人文社)
 

連載・桜丘だより。

ある弁護士が脅迫事件の刑事弁護を受任し,被害者のところへ示談しに行ったところ,被害者が示談金額に不満を示した挙げ句,「あんた,まだ登録して1ヶ月なんだね。被害者に誠実に対応しないと弁護士会に懲戒申し立てるよ。」などとのたまったというエピソードが紹介されていました。

激高したその新人弁護士は,「懲戒請求するならしてみろ。逆に損害賠償の請求をしてやるからな!」と被害者を怒鳴りつけたそうですw

・・・まぁ,なんといいましょうか,犯罪被害者も色々ですな。


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2008年4月 1日 (火)

季刊刑事弁護 (53号/現代人文社)
 

季刊刑事弁護は,いつも内容が盛り沢山なので,全ての記事に目を通すのは時間的に大変です。たいていは,「事例から学ぶ証人尋問のテクニック」,「桜丘だより」,「新人弁護士日記」の3つを読んだ後,他にめぼしい記事をせいぜい2~3個選んで目を通す程度でしょうか。

中でも「事例から学ぶ証人尋問のテクニック」の連載は必読です(過去のエントリも参照)。全く同じ内容の尋問について,良い尋問例と悪い尋問例を提示し,両者を比較検討するという形で書かれているので,非常にわかりやすいですよ。今回のテーマは,「崩れない主尋問」。防御ラインを上げすぎて失敗する例が紹介されていました。


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2008年1月28日 (月)

刑事弁護Beginners (現代人文社)
 

季刊刑事弁護の増刊号。書式やチェックリストが盛りだくさんです。

通読するのが大変であれば,辞書的な使い方もできると思います。ただ,コラム部分は読み物として面白かったので,ひととおり目を通してみてはいかがでしょうか。広島での接見禁止処分に対する全件準抗告の取組みなどが紹介されています(取組みの結果,管内で接見禁止が付される率は減少したそうです)。

【参考】 奥村徹弁護士の見解


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2007年11月 5日 (月)

季刊刑事弁護 (52号/現代人文社)
 

愛知県弁護士会で「量刑データベース」を構築しているとの記事。

平成18年4月以降,名古屋地裁等で言い渡された判決を刑事弁護委員会(量刑部会)で収拾し,そこに現れた量刑要素を抽出。これを事案の概要と併せてHPにアップし,愛知県の会員が自由に検索・閲覧できるようにしているそうです。

裁判所内部で使われている量刑データベースと比較すると,事案の概要がより詳細であること,量刑要素も網羅的で充実していること,さらには,原資料たる判決書(匿名処理済み)も入手可能な仕組みが整えられていることが特筆すべき点でしょう。

主に裁判員対象事件を念頭に置いたシステムだそうで,今後は「寛大な刑をお願いする」で済ませるような弁論があってはならない,と締めくくられています。


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